最近にわかにブームの兆しを見せている「スノースクート」は、スキーやスノボでゲレンデに通われいている人ならばすでに目にしたことがあるかもしれません。
この新しいスノーギアは、見た目にも異彩を放つことから、興味を持ち自分でも始めてみたいという方も多いはずです。
ここでは、スノースクートの構造や特徴などを詳しくまとめてみました。
スノースクートの構造
スノースクートは、見た目通り「スノーボードに自転車のボディを結合させた」構造をしています。
自転車の車輪の代わりにボードが取り付けられ、それによって雪面を滑走する「ソリの一種」だとも言えます。
ボードの部分は、自転車の前輪と後輪部分に分割されていて、前輪側はハンドルによって可変することができます。
ただし、斜面を滑走、スラロームする際にはハンドル操作といよりも、ボディ全体を傾け(バンク)るようにします。
ハンドルを握って両足を揃えてボードの上に乗せるのが基本的なポジションになります。
スノースクートの製造メーカーには、スポーツタイプの自転車の製造メーカーも多いことから、ボディは本格的で、タイプ的には「BMX」がベースとなった本格仕様です。
スノースクートとスノーモトの違い
スノースクートと似たものに「スノーモト」がありますが、両者の厳密な違いは大きくありません。
一般的には、シート(椅子)の有無によって、スクートとモトを分類するようですが、スノースクートと名付けられた商品にもシートのあるものとないものも存在します。
スノースクートの重量とスペック
一般的にスノースクートは軽量なものほどスペックが高いとされていて、これはスポーツタイプの自転車と同じです。
スノースクートの重量を大きく左右するのは「ボディの素材」であり、アルミやカーボンを使った軽量タイプのものほどスペックも高く、高額になります。
おおよそ8kg~13kgくらいの重量のものが多く、価格と安定性から初心者ならば重めの重量のものを選ぶのが一般的です。
スノースクートのカスタム性
スノースクートは、スキーやスノーボードよりも部品数がかなり多く、各メーカーからカスタムパーツも多く販売されているので、自分なりの一台に改造すという楽しみ方ができます。
ボディ部分(自転車部分)だけではなく、ボード部分にも多くの取替パーツがあるので、雪質やゲレンデ、ライディングスタイルによって交換することが可能です。
最初は安めのスクートを購入し、上達していくごとに少しづつパーツをアップグレードさせるということも可能です。
ここ数年、スキー・ボードショップにスノースクート関連の商品・パーツもよく見かけるようになり、カスタムもしやすくなっている現状です。
まとめ
スキーやスノーボードと比べて部品数が多く複雑な構造をしているスノースクートですが、あまりマニアックな知識は必要としません。
操作自体もスキー・スノーボードよりもかんたんなので、初体験する際の壁も低いというのもスノースクートの特徴だと言えるでしょう。