ここ数年、ウィンタースポーツのアクティビティの中で人気が高まりつつあるのが「スノースクート」です。
スキーやスノーボードでスキー場に通われている方なら、すでに見たことがあるはずです。
スノースクートは、スノーボードに自転車のボディを合体させたような形状で、スキー場でもかなり目立つ存在です。
そんな最新のスノーアクティビティ、スノースクートについて解説してみました。
スノースクートとは?
スノースクートは「ソリ」の一つに分類され、別名「雪上自転車」「スノーバイク」とも呼ばれるスノーギアです。
ただし、ソリといっても子供たちが遊ぶような玩具的なものではありません。
本格的競技に使われるようなBMXの車体をベースにしたボディを高性能なボードに搭載することで、大人が楽しめるスポーツとして注目されているのです。
スキー競技の増加やスノーボードのプロ競技化など、注目されることが多いウィンタースポーツですが、スノースクートは今後大きなムーブメントを起こすと予想される最新スノーギアなのです。
スノースクートの歴史
スノースクートの歴史は以外に古く、1990年にフランク・ペトゥ(Franck Petoud)が発案し、自転車メーカーから商品化され、スイスを中心に普及しました。
もともと欧州の山間では似たような木製のソリがあったということから、ヨーロッパではいち早く流行しましたが、それがここ数年世界的なブームとなって日本人にも愛好者が増え始めているのです。
スノースクートが日本には1995年頃と意外に早くから上陸していたものの、大きな流行にはならず、一部のマニアが愛好していましたが、ここ最近になって一気に知名度が上がりブームとも言える広がりを見せています。
スノースクートの形状
スノースクートの形状は、大きめの2つに分割されたスノーボードにマウンテンバイクの車輪を外したボディが搭載されたような形です。
動力は持たず、スキーやスノーボードのように傾斜を滑走するといった操作法になり、自転車の前輪に当たる部分のボードをハンドル操作することができます。
ボディ部分はスポーツタイプの自転車と同様にカラフルで、機能美溢れたデザインなため、スポーツギアとしての魅力があります。
その特異なデザインから、スキー場のゲレンデではかなり目立つ存在。
流行のアクティビティを追い求める人なら、きっと好奇心を刺激されるはずです。
スノースクートの魅力
スノースクートの魅力はたくさんあります。
まず、スキーやスノーボードに比べ、初心者でもかんたんに操作して楽しむことができるところです。
スノースクートは自転車が乗れるくらいの運動神経があれば、誰でもスピーディーな滑走が可能です。
また、体力もスキーをする場合の1/3程度だと言われているので、女性や子供でもOKです。
体に直接器具を結合させるスキーやスノーボードに比べて安全性も高く、怪我の心配も最低限です。
そして、まだまだ日本では広く普及していないために、とにかくゲレンデで目立つことができます。
価格も数千円程度と安い商品も多く、これまでスキーやスノーボードが苦手で、せっかくスキー場にいってもアクティビティを楽しめなかった人でも、スノースクートなら本格的な滑走を満喫することができるのです。
まとめ
ウインタースポーツのニューギアとしてブームが起き始めているスノースクートは、全国300ヶ所くらいのスキー場ですでに使用が許可されています。
ヨーロッパを中心に専門メーカーも増えてきており、日本でも今後ブームに火が付くことが予想されます。
流行に敏感な人なら、今のうちに始めておきたいところですね。